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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ビートの中華製ドラレコを刷新

ビートに取り付けていた中華製ドライブレコーダーが、どうも調子が悪い。エンジンを掛ければ起動するのだが、走行中に電源がオフになっていることが多くなってきた。振り返ると、9年も使用していた。ジムニーのETCに続き、こちらも買い替えるしかないようだ……。


 

 

中華製ドライブレコーダーCarcam K2000

アルミ製自作ステーに取り付けたCarcam K2000ドライブレコーダー。液晶パネルは、折り畳んで収納可能だ。

2011年6月にビート用に購入したドライブレコーダーは、中華製のCarcam K2000という製品だった。ヤフオクで入手後、使用していたらすぐに画面が真っ青になる不具合が出てしまった。初期不良で交換をしてもらえるか分からなかったが、出品者に連絡をしたところ、良心的に交換対応を申し出てくれた。このドライブレコーダーK2000は、水平基調のデザインで液晶パネルも折りたためるので、ビートのようなハイトのない室内には適していた。しかもバッテリー内蔵なので、レンズを90度起こして縦型にし、液晶パネルを180度回転させて収めれば、ビデオカメラにもなるというアイディア商品だったのだ。

Carcam K2000は、上下に稼働するレンズ部を90度起こせば、縦型としても使える考えられたデザインだ。

本製品には吸盤タイプの取り付けステーが同梱されていたのだが、ビートのフロントウィンドウには大きすぎて邪魔だった。そこでアルミ板で、画像のような取り付け用ステーを自作することにした。吸盤タイプに取り付けてあった固定フックは、K2000の取り外しができるようになっていた。その固定用フックを利用するために、吸盤ステーからカットすることにした。取り外した固定用フックに穴を2ヵ所開け、アルミ板のステーにネジ止めで固定した。アルミ板ステーは、前方をフロントウィンドウ上のトリムカバー内に挟み込み、後方は1ヶ所をネジ止めとしている。

液晶パネルの縁が狭いので、液晶パネルを起こして表示していても、意外と気にならなかった。バッテリー内蔵なので、液晶パネルを反転させて収納すれば、簡易ビデオカメラとしても利用できるとあった。

電源ケーブルの配線は、トリムカバー内を通して、できるだけ目立たたないように行った。本機のシガーソケット用のプラグは、ステアリング下アンダーカバーの左奥に増設した3連シガーソケットに差し込んである。K2000の取り付けは、アルミステーに設けたフックにスライドしてセット。前面に設けられたレンズは、上下にクリックを伴って首を振るので、液晶モニターで確認をしながら、頃合いの良いポイントに固定すればよい。K2000の液晶モニターが良く見えるように、バックミラー横のドライバー側に取り付けたのだが、アルミステーを用いて天井ギリギリに取り付けたこともあり、邪魔に感じることはなかった。

 

中華製ドライブレコーダーArok 2020最新版

本体付属の粘着テープ取り付けステーで、ドライブレコーダーをセット。短いステーでも振動からコンニャク現象が現れた。ローダウンしたビートだからかもしれないが……。

置き換えに選んだものは、アマゾンのタイムセールで入手したArokのドライブレコーダーだ。製品の型番は特にないのか、アマゾンサイト内の商品説明欄には、明記されていなかった。その内容は、2.0インチ液晶パネルを装備した2020年最新版のドライブレコーダーで、140度の広角レンズを搭載、1080Pで撮影可能というもの。さらに、Gセンサー内蔵で駐車監視も行え、LED信号機にも対策済みとなっている。それに何よりも、ソニー製のレンズと高感度・低ノイズが特徴のCMOSセンサー搭載が謳われており、夜間撮影に長けたところが心強い。なお、撮影したAVIファイルはループ録画され、メモリーが一杯になったら上書きする設定となっている。

ソニー製レンズとセンサー内蔵を謳っているが、搭載されたTN液晶パネルは、低クオリティなようだ。ご覧のように、斜め方向からでは画面が青みがかり、映像と表示された文字の内容確認は、難しいのがお分かりいただけると思う。

内蔵される液晶パネルは、画像でも確認できると思うが、斜め方向からはまともに映像と文字の確認ができなかった。かなり低グレードなTN液晶パネルなのだろう。液晶パネルは2型でコンパクトなのだが、筐体に直付けなので目障りになりそうだ。ビートのドライバー側で配置を試みたら、どうしても視界の邪魔になる。そこで動作確認は行い難いのだが、ナビシート側に設置することにした。ビートには、K2000の薄べったい形状が合っていたようだ。記録メディアはMicroSDHCカードのClass10以上の指定で、容量は32GBまでのようだ。その記録された720Pの動画をパソコン上で見ると、日中、夜間とも意外とキレのある鮮やかな映像が再生された。HDサイズで見る分には解像感や精細感共に申し分ないと思う。

Arokドライブレコーダーが720Pで記録したAVIファイルをパソコンで再生、日中と夜間の動画を参照用にキャプチャしてみた。ソニー製のレンズとセンサー搭載だからか、レンズの歪曲収差、センサーの暗所ノイズ共に良さそうだ。

1080PのフルHDサイズでも記録可能なようだが、32GBメモリーとの兼ね合いから720Pでの運用が現実的なように思う。いずれにしても、3,000円未満で購入できるドライブレコーダーの画質としては、総じて良好だと思う。ただし、難点がないわけではない。いわゆるコンニャク現象が現れる点だ。特にアイドリング時の振動が、酷かった。本体とステーの取り付け部分の剛性不足で、振動が伝わりやすいのだろうか。と思ったら、本体とステーを固定するネジが緩んでしまっていた。その固定ネジは、直径1センチ足らずの花型ノブナットだ。小さいとはいえ、かなり指に力を入れて締めたので、緩むとは思えなかったのだ。再度締め直したので、これでコンニャク現象が現れるようなら、何らかの振動対策が必要になるかもしれない。