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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ホンダビート 純正風アクセサリーで隠蔽工作

ホンダビートに取り付けたカーナビは、パナソニックのDVDナビに始まり、サンヨーゴリラのメモリータイプと、確か2~3機種はつけていたと思う。一般的にはカーナビは、ダッシュボードの中央上面が定位置で、取付金具は両面テープだけでほぼ固定できる。ところが、ビート購入時点で既にダッシュボードに3ヵ所ネジ止めされていた。


 

 

スマホナビの台頭

滑り止めシートをダッシュボード上面に両面テープで貼り付けてみた。この滑り止めシートは何かのノベルティグッズだと思うのだが、車庫の出し入れ時に外したサングラスを置くのに丁度良いサイズだった。

ここ何年かでGPSの精度や、日本版GPS衛星「みちびき」の打ち上げ成功などで、飛躍的にカーナビの測位精度が向上している。センチメートルで測位するCLASも「みちびき」に搭載され、今後の運用に向けテストされているようなのだ。普段持ち歩いているスマホにも、GPS信号を受信しているのはご承知の通りだが、その測位精度アップのお陰で、スマホの高性能化もあり、ナビアプリで十分事足りるようになってきている。それゆえ普及クラスのカーナビ専用機は、特に必要なくなっているのではないだろうか。実際にスマホのナビアプリを利用していても、複数のルート表示を行えるし、問題なく目的地にたどり着けるレベルにあると思う。

滑り止めシートだけではサングラスが度々落ちてくるので、凸部を作ることにした。どうせならと、黒の厚手カッティングシートにMTRECロゴを入れ、平ゴムに貼ってみた。

さらに、カーナビの多くが地図の更新には料金が発生するが、スマホでは無料で地図の更新を行ってくれる。2019年に一時期グーグルマップの地図表示が怪しくなった時があったが、それも問題解消されているように思える。ゼンリンとの契約問題が関連していたとも言われているようだが、公式には発表されていないようだ。そして、2020年にグーグルは日本に於いてもマップのダウンロードサービスを開始、オフラインでグーグルマップが利用できるようになった。無料で地図更新やナビアプリのサービスを受ける側は、一人ひとりが利用することで、ビッグデータとして貢献していることになるようだ。

 

小穴だらけのダッシュボード

複数の小穴が開いたダッシュボード上部。小穴が目立たないように平滑化しようと試みてみたが、小穴が塞がるわけがなかった。

ビートのダッシュボードは、軽自動車らしからぬ凝った形状をした唯一無二のデザインだ。今見ても新鮮で、グッドデザインだと思う。そんなダッシュボードに、中古車入手時にDVDポータブルナビがあり、同ナビ専用取り付け金具がネジと両面テープ併用で固定されていた。本来はダッシュボードにネジ止めなんてのを見ると、眉をひそめるタイプなのだ。しかし、買い替えたカーナビの取付金具も躊躇することなくネジ止め併用としてしまった。既にネジで取り付けられていたことで堰が切れてしまい、カーナビを買い替える度に、ダッシュボードにネジ止めの穴が増えていくことになったのだ。

MTRECのロゴに加えてビートのアイコンも黒の厚手カッティングシートで切り出し、滑り止めシートに貼り込んで純正風アクセサリーにしてみた。

スマホのカーナビアプリで十分なので、地図の古くなったカーナビのゴリラには引退してもらうことにした。取付金具を外すと一気に複数ある取付穴が目立ってくる。さすがにこのままでは、見栄えが悪い。特にビートは車高が低いので、ダッシュボード上面が丸見えになってしまうのだ。このダッシュボード上面にあるネジ穴をどうするか。行き着いた答えが、何か貼って目隠しをするというあまりにも普通なもの。早速何か近くにあるものが利用できないかと探してみると、室内でスマホを置いている滑り止めシートが丁度良いサイズ感だった。

 

災い転じて福となす?

ビートのアイコンを、ドリンクホルダー開閉蓋の中側に貼ってみた。三菱EKワゴン用のドリンクホルダーは、ビートには定番流用アイテムだ。

ダッシュボード上に複数ある小穴の位置を隠すように置いてみると、まるで測ったようにピッタリだった。黒っぽい素材なので、それほど違和感もない。ただし、物置きとしては、ダッシュボードの形状が丸くなっているのであまり好ましくない。サングラスを置くと、車庫の出し入れだけでもフロアに落ちてくる。そこでずれ落ちないように凸部を設けることにした。どうせならと、厚手カッティングシートにMTRECのロゴを入れ、平ゴムに貼ってみた。切り出した平ゴムは、ゴムと相性の良い瞬間接着剤で固定。さらにカッティングシート作成したビートのアイコンを貼り込んでみた。これで純正風アクセサリー一丁上がりだ。

さらにビートのアイコンを純正ウーファーの縦スリットの上にも貼ってみた。厚手のカッティングシートなので、接着面積が少なくても形を保持したまま貼り込める。

パッと見は、純正風アクセサリーなので、小穴を隠すための目隠しには見えないのではないだろうか。それにサングラス置きとして実用にもなる。まさに「災い転じて福となす」である。我がビートには、以前三菱ディラー*1で取り寄せたEKワゴン用のドリンクホルダーを取り付けている。少々悪乗りをして、開閉蓋の裏側にシルバーのビートアイコンが前面に向くように貼り込み、ビートのウーファー中央にも厚手のカッティングシートから切り出したビートアイコンを貼ってしまった。ちょっとやり過ぎたか……。

 

 

*1:20年近く前になるが、ビートで自宅近くの三菱ディラーへ行き、営業さんにパーツの注文をしたら、ちょっと戸惑った様子だったが対応してくれた。待つ間に飲み物をいただき、帰りにはノベルティグッズを頂戴するというサービスぷりだった。ちょっと恐縮した思い出が……。