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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

グリップシフトをシマノ製サムシフタープラスに交換

相方の通勤用6速装備ママチャリが、グリップシフトの具合が悪くなってしまった。そこで、シマノ製サムシフタープラス6速用に交換を行ってみた。親指だけで扱うシフターは、意外と軽快に変速を行ってくれるようで、満足してくれたようだ。


 

 

グリップシフトを取り外す


自転車購入後、ハンドルはフラットタイプに交換をした。前カゴはサビはあるが、使いやすいとのことで、以前から使用しているものを取り付けた。

相方は、通勤用に外装6速仕様ママチャリを使用している。調べたら、2019年4月に購入したので、もうすぐ4年目に突入する。それまでは、アラヤのMTBを通勤用に利用していたのだが、雪の日に氷に乗ってしまい、コケてから股関節を傷めたようで、跨ぐ必要のないママチャリにした。ただし、長年MTBに乗っていたので、ハンドルグリップが手前にくるのが嫌らしく、購入後に比較的フラットなハンドルへ交換要請を受けた。アマゾンでチェックすると、アルミ製のマット処理のブラックのハンドルが良さげなので注文、早々に交換をした。


交換することにしたシマノ製6速用グリップシフトとハンドルグリップ。

先日、橋の手前で1速に入れようとしたら、チェーンが外れてしまったそうだ。悪いことにスポーク側に外れてしまい、スプロケットとスポークの間に入り、チェーンが取り出せずに押して帰ってきたようだ。聞くと、最近はグリップシフトの具合が、何となく悪かったそうだ。早速チェーンを取り出そうと試みてみたが、スプロケットの奥まで入り込んでおり、全く出てこない。力業では無理と判断をして、リアホイールを外すことにした。自転車を逆さまにした方が、何かと都合が良さそうなので、ハンドルとリアキャリアを地面側にしてから、リアホイール周りを分解していく。


ハンドルグリップは、シリコンスプレーを使うと取り外しやすい。ステンレス製の金属棒は、ワイパーゴムを固定する金属レール。

リアホイールを外し、カセットスプロケットを外せば、簡単だろうと思ったのだが、チェーンが頑固に引っ掛かっているので、周囲のパーツを外すことにした。チェーンカバー、ディレイラーに固定された変速用ワイヤー、ディレイラーも外した方が良さそうだ。苦労の甲斐あり、なんとかチェーン外すことに成功した。やり難くさと1月の寒さゆえ、かなり時間を要してしまった。各パーツを取り付け、元に戻そうと思ったら、変速用ワイヤーの端が若干解れてしまっていた。何とかアジャスターの穴にワイヤーを入れたのだが、解れたワイヤーが引っ掛かったことに分からず引っ張ってしまい万事休す。

 

サムシフタープラスSL-TX30-6Rの取り付け


文字盤の見やすいシマノ製SL-TX30-6Rと中華製ハンドルグリップを選択した。

ワイヤーは買い置きがあったので、取り替えればいいのだが、グリップシフトの具合もイマイチなようなので、シフターそのものを交換することにした。早速、アマゾンでチェックをしていく。シマノ製6速用のシフターだと、ママチャリ用はグリップシフトかサムシフターになる。しかし、グリップシフトはあまり好きではないので、今回は選択肢にない。今回選んだシフターは、シマノSL-TX30-6Rを選択した。値引額が大きく価格もそれほど変わらないSL-TX50-6Rと迷ったのだが、SL-TX30-6Rにした。その訳は、ギアポジションの表示文字が大きく見易かったからだ。


サムシフタープラスのSL-TX30-6Rは、6速→1速へは、黒いレバーを親指で押していく。1速→6速へは、グレーのボタンを押すと瞬時に変速していく。

SL-TX50-6Rでもギアポジションは、それほど見難いとは思わないが、ぱっと見では黒地に大きめの白抜き文字を採用したSL-TX30-6Rの方が、分かりやすいのではないだろうか。デザインもシンプルで好感を持てるし、チープな感じもしないと思う。何れもサムシフターなので、使い勝手はそれほど変わらないはずだ。それと、ハンドルグリップも注文をした。グリップシフト用のハンドルグリップは短いので利用できなくなるのと、ゴムもだいぶ硬化している感じだったので、良いタイミングだったかもしれない。ハンドルグリップは色々とあるが、オーソドックスな形状の、中華ブランドのゴム製ハンドルグリップを選択してみた。


交換が終了したサムシフターSL-TX30-6Rとハンドルグリップ。相方によると、シフトが軽くなり、親指だけの操作でも、そこそこ使いやすいそうだ。

元々付いていたハンドルグリップは、カッターでカットしても良かったのだが、シリコンスプレーをグリップ内に吹く方法で取り外しを行った。細めのノズルを利用すれば、グリップ内に吹き込むことは難しくない。シリコンスプレーは浸透性も良いので、カッターでカットするよりも安全で、時間もそれほど掛からないのではないだろうか。グリップの奥までスプレーを行う必要がある場合は、細いマイナスドライバーなどを利用すると良い。当方は、使い切ったラスペネのノズルのヘッド部分を、シリコンスプレーに取り付け利用している。こうすると、ノズルを無くすことはないし、細い金属製のノズルなので色々と重宝している。