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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ノートパソコンに内蔵HDDを増設

アマゾンサイト内をうろついていたら、何やら面白いものが目に留まった。光学ドライブの形状を模したアダプターに、2.5インチSATAのHDDやSSDを取り付け、ノートパソコンに新たなストレージを増設できるというものだ。この製品を導入すれば、全く使用することがなくなってしまった、光学用ドライブベイの有効活用ができそうだ。


 

 

hp Pavilion dv6をブラッシュアップ

hp製ノートパソコン内蔵の日立製320GBのHDDをセット、本機のぺセルとL型金具を移設した。

このアダプター導入のきっかけとなったのは、以下の二点だ。一つめは、バックアップの度にUSB接続の外付けHDDと、ケーブルの抜き差しを行うのが少々面倒なこと。外付けHDDは、バックアップ用途しか使用していなので、ケーブルの繋ぎ放しは避けたいのだ。2つめは、内蔵している光学ドライブが、ほとんど出番がなくなってしまったことだ。今やウインドウズ10のインストールでさえもUSBメモリーから行える。光学ドライブが必要になったら、外付けタイプを利用すればよいのだ。以上のことから、ストレージを増設できるアダプターと、光学ドライブとのコンバートで、それら課題が一気に解決するかもしれない。

中華製の商品名Second HDD Caddyは、アマゾン内のストア数社が取り扱っている。

このアダプターをアマゾンサイトで検索すると、同じ製品が数社から販売されていることが分かった。高さの違う2タイプがあり、12.7ミリまでのHDDドライブ用だと、価格は509円からあった。何れの商品も同じような外観なので、それならばできるだけ安価な方が望ましい。そこで、国内配送の約600円のアダプターを選んでみた。こちらは国内配送なので、アマゾンプライム会員だと、注文時間によっては翌日には商品が到着する。これよりも若干安価な商品もあるが、国内配送ではなくなるので、選ぼうとは思わなかった。

HDDをセットしたアダプターは、赤○内のL型金具をネジ止めで本体に固定するので、ドライブベイから飛び出る心配はない。

アダプターは、注文のタイミングがよかったのか翌日に届いてくれた。商品はポスト投函だったが、一応ブリスターパックで保護されており、製品がひしゃげてることはなさそうだ。というのも、筐体はアルミ薄板のプレス加工の華奢な製品で、良くも悪くも中華クォリティーなのだ。アダプターに内蔵されたコネクターにHDDを取り付けてみると、底面にあるネジ位置に丁度くるようになっていた。ネジ穴は長穴なので、2.5インチSATA用ならHDDやSSDが取り付けられないことはないだろう。hpの光学ドライブ用ベゼルが、アダプターにきっちりと取り付けられ、外観が保たれたのは評価したいポイントだ。

 

SSD+HDDでデスクトップパソコン化

電源スイッチをオンにしたら、アダプター内HDDのウインドウズ10が起動してしまった。

さらにドライブベイ固定用のL型金具も移設できるようになっていた。これでアダプターをノートパソコンにしっかり固定できるので、ドライブベイから飛び出す心配もない。ちなみにメディア取り出しボタンを押しても、何も起こらない。2.5インチHDDは、ノートパソコンをSSD化したものから転用した。hp製のdm1というノートパソコンに内蔵されていた、日立製320GBのHDDだ。これをアダプターにセット、電源スイッチをオンにしてみる。すると、「デバイスを準備しています」というメッセージが表示された。起動に時間が掛かっているが、そのまま様子をみることにした。

複数のパーティションがあったので、手っ取り早くマックでフォーマットを行いワンパーティション化。次にウインドウズ側でフォーマットを行い、1つのボリューム(D:)として認識した。

メッセージが消えると、ウインドウズ10標準のデスクトップ画面が表示された。どうやらアダプターに内蔵した、HDDから起動してしまったようだ。すぐさまシャットダウンを選択、アダプターからHDDを取り外し、内蔵HDDなどをUSB接続にできるUD-500SAにセット。本機のSSDで起動、USB接続となったHDDをマウント。ディスクの管理でフォーマットをしようとすると、複数のパーティションが切ってあり、知識不足で何ともならない。諦めてマックOSX標準のディスクユーティリティで、フォーマットを行った。マックでパーティションを処理した後は、ウインドウズのディスクの管理でフォーマットが行えた。これで一件落着、デスクトップパソコンのようなSSD+HDD環境の構築ができ上った。これはバックアップが捗りそうだ……。