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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ジムニーにアンドロイドナビ導入 ― 取付編

ジムニーに取り付けていたHDDナビの地図が古くなったのに加え、倅がiPhoneと接続できないと不便だとのたまうのだ。そんなこともあり、置き換えることにしたのだが、昨今では面白そうなナビが発売されていた。アンドロイドナビというヤツだ。2DINサイズに対応しているものもある。早速アマゾンでチェックしてみた……。


 

 

お役御免となったHDDナビ

オーディオ用化粧パネルが外されていたのが気にいらず、ワイド画面のHDDナビは取り外してしまった。こちらは2代目として投入したHDDナビ。ダイハツ純正ナビのクラリオン製N86をヤフオクで調達、せめてAUX入力端子でもあれば良かったのだが……。

ジムニー購入時にワイド画面のHDDナビが、取り付けられていた。本来なら取り付けられないサイズのナビが、無理やり取り付けられていたのだ。しかもナビの幅が広いので、オーディオ用化粧パネルが外されていた。化粧パネルには、シガーソケットが取り付けられているので何かと不便極まりない。この状態で使うのは嫌だったので、このHDDナビを外すことにした。ところが、簡単なことではなかった。どうやって取り付けたのか、まるで見当がつかないのだ。よく観察をすると、ナビ本体から液晶パネルを外してからでないと、本体を取り付けた設置枠のネジにアクセスできないことが分かった。この仕組み? を理解するまでにかなり時間を要してしまった。それにしてもウルトラ難度のナビ取り付け方法だった。

ジムニーJB23W―4型は、ナビ搭載位置が最下部になるので、画面を斜めに起こせるN86は重宝した。

理解ができたので、液晶パネルを本体から外すことにした。液晶パネルユニットを開けたり閉めたりしながら、ネジの位置を確認して外していく。無事、液晶パネルが本体と泣き別れに。これでナビ本体を固定しているネジにアクセスできる。やっとナビを取り外せた。次は泣き別れになった液晶パネルを、ナビ本体へ戻す作業だ。これは外した逆の手順で液晶パネルを取り付けるだけなので簡単だ。最後に閉じた状態に戻すため、仮りの配線をしてから電源を入れ、液晶パネルを閉じた位置に。作業に集中するあまり撮影を忘れてしまい、この一連の作業の画像を取り損ねていたのが悔やまれる。

アンドロイドナビ用のGPSWi-Fiアンテナを、ダッシュボード裏に取り付けてみた。メーター奥の適した位置に、2つとも3Mの両面テープで貼り付けた。

次のカーナビに、ダイハツ純正のクラリオン製HDDナビ“N86”をヤフオクで調達した。これを選択したのは、以前に使用していたクラリオン製電波ビーコンが流用できるからだ。それに見た目や機能の割にはあまり人気がないようで、落札価格が低いというのもあった。ジムニーとは、市販のダイハツースズキ用オーディオハーネスを利用すれば、なんの苦労もなく接続が行えた。こちらは通常の2DINタイプなので、すっきりと取付枠に収まっており、オーディオ用化粧パネルも問題なく取り付けられている。

 

KURATU・K8アンドロイドナビ設置

ハーネスは色分けと共に入力信号の記載がある。ジャンク箱にホンダ車用カプラーがあったので、これを利用してハーネス用の配線をハンダ付けした。このカプラー、ホンダとスズキ共通なのだ。

アマゾンでアンドロイドナビをチェックしていると、ATOTOというメーカーのアンドロイドナビに人気があることがわかった。KURATUやHenhaoroというメーカーは後発なのか、同じような装備内容で、同価格帯の製品にRAMを2GB搭載している。選択の決め手はここだった。ATOTOはRAMが1GBで、2GB搭載になるとグンと価格が跳ね上がってしまう。KURATUかHenhaoroの機種選択に迷っていたら、KURATU・K8がアマゾンのブラックフライデーに合わせたのか値下げを断行、17,841円の価格表示となった。これ幸いとKURATU・K8を購入することにした。確か値下げ前は、21,000円ほどの価格だったと記憶している。値下げによって、数台あった在庫はすぐに捌けてしまったようだ。

インストール当初は、本体を取付ブラケットの通常位置でネジ止めした。懸念はしたのだが、液晶パネルが低い位置で垂直となり、指の腹でのパネルタッチが困難な状態になってしまった。そこで本体に傾斜角度を付けて取り付けてみることにした。

アンドロイドナビKURATU・K8モデルの主な仕様は、アンドロイド9.0ベース、CPUが4コア、RAM2GB、ROM32GB、7インチの液晶パネルは解像度1024×600となっている。それと、QC3.0急速充電搭載が売りのようだ。製品は中華製とは思えぬほど意外としっかりと作られており、それほどチープな印象はない。日本国内メーカー製と言われれば、納得してしまうのではないだろうか。ちゃんとした日本語マニュアル(17頁)も付属している。装備も充実しており、GPSアンテナ、Wi-Fiアンテナ、USB接続×3(1つはQC3.0急速充電用)、MicroSDスロット×1、外部マイクがある。入力関係ではバックカメラ入力、リモコン入力、AUX入力などだ。

取り付けブラケットがナビ本体に対して、斜めになっているのがお分かりいただけると思う。ナビ本体とブラケットは、色々な位置で取り付けられるようになっており、うまい具合にネジの位置が2ヵ所合致して、無加工でネジが取り付けられた。ナビ本体が非常に軽いので、2ヵ所止めだけでも全く問題ないだろう。

スズキ純正のAV機器用ブラケットの標準設置位置に、KURATU・K8を4ヵ所でネジ止め、車体側パネルに取り付けた。ところが、カーナビがコンソールボックスの下の方に設置されるので、垂直になった液晶パネルへのタッチが、柔軟性が乏しい指では非常にやり難かった。そこで、液晶パネルに傾斜を与えられれば、やり難さが解消するのではと考えた。AV機器用ブラケットと本体をにらめっこ、無加工で斜めに取り付けられるポイントを発見。その状態で、本体パネルに取り付けてみた。大夫良くなったが、もう一押し欲しい。本体パネルの固定に4か所ある下側2か所に、高さ5ミリほどのカラーを挟んでネジを固定してみた。いい具合に傾斜が付いた。これ以上本体を傾けるのは難しそうだし、これなら化粧用パネルも取り付けられる。こうして無事KURATU・K8が傾斜付きで搭載することができたのである。

本体の左上隅に内蔵マイクはあるのだが、以前紹介したスマホホルダーのアルミステーに、外部マイク付属のクリップで挟んで取り付けてみた。タイトル画像は、KURATU・K8にYahoo!カーナビとMAPS.MEナビをインストールした状態。グーグルマップは、日本版もダウンロード可能になり、オフラインでカーナビが利用できるようになった。

今回GPSアンテナとWi-Fiアンテナは、メーターパネル奥のダッシュボード裏に取り付けてみた。取り付けと言っても3Mの両面テープで、アンテナ面を上にして貼り付けただけだ。3Mの両面テープなら、まず剥がれることはないと全幅の信頼を置いているのだ。配線も目立たないように、Aピラーの内装を外したり、窓裾の隙間へ押し込む作業が必要ないので、思いのほか短時間で簡単に行えた。しかもGPSアンテナの受信感度は、ダッシュボード裏設置にしてもダッシュボード上に設置した場合と遜色ないレベルのようだ。気になるWi-Fiアンテナの感度は、自宅の青空駐車場に置いたジムニーから、屋内にある無線LANルーターに接続できたので問題ないだろう。ただし、2.4GHz帯だけで5GHz帯には対応していないようだ。

活用編へ続く……

 


ご挨拶が少々遅くなりましたが、 今年もよろしくお願いいたします。