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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ビートのステアリング用六角ボルトをジンク塗装

ビート購入後すぐに交換したのは、ステアリングだった。現在取り付けているモモのステアリングは二代目だが、固定している六角ボルトは、一代目から利用しているので18年にもなる。さすがにサビが目立ってきたので、サビ止め効果のあるジンクスプレーで、お色直しを行ってみた。


 

 

いいこと尽くめの二代目モモRACEΦ32

ビートに導入した二代目のステアリングは、車検対応のモモRACEΦ32だ。ステアリングセンターが、約18ミリオフセットしている。

最初に交換したステアリングは、モモRACEのΦ35だった。Φ35の小径サイズでも、オフセットゼロではビートの場合は膝周りにほとんど余裕がなく、乗り降りが大変だった。ビート純正ステアリングがオフセットしているのは、それを踏まえてだろう。その後、Φ32はステアリングセンターがオフセットしていることが分かり、2012年になって交換をしている。モモRACEのΦ32への交換で径1/2の15ミリ+オフセット18ミリの計33ミリ分、膝周りに余裕ができた。たった数センチの違いではあるけれど、乗り降りのしやすさは、雲泥の差となった。すえ切りは重くなったが、許容範囲か。

ステアリングとレバー類が近過ぎたので、20ミリのスペーサーを噛ますことにした。

ビートなどに利用できる汎用ボスと、スポーク形状がフラット気味なモモRACEの組み合わせでは、レバー類とのクリアランスがあまり確保できなかった。ステアリングとレバー類が近くなり過ぎて、各種操作がしづらくなってしまったのだ。そこで、レバー類とのクリアランスを考慮して、20ミリのスペーサーを噛ますことにした。これでクリアランスが適正となり、ステアリング操作に支障はなくなった。モモRACEΦ32とスパルコRevとの組み合わせは、ビートのドライビングポジションに最適解をもたらしたようだ。

 

サビの出た六角ボルトを補修 

スペーサーを噛ましたので、六角ボルトは長さ45ミリに変更した。ボルト交換後、約18年使用中。ホーンボタンは一代目を転用。

モモRACEの使用期間は、Φ35とΦ32のステアリングを合わせて18年ほどになる。六角ボルトは共通して使用しているので、18年にもなるのだ。その年数を使用すれば、サビが目立ってくるのも無理からぬことだろう。この六角ボルトは、モモの付属品ではなく、20ミリスペーサーを入れたことで、45ミリ長に交換している。その当時、ホームセンターにこのサイズの六角ボルトが置いてなく、秋葉原の電気街で入手した記憶がある。ホーンボタンはΦ32のデザインが好みでなかったのと、ホーンの配線が変更になったので、Φ35のものを転用している。 

六角ボルトは段ボールに差し、男前モノタロウのジンクスプレーシルバーで塗装した。

モモステアリングのスポークにあるRACEロゴの塗色は、青味がかったグレーのようにみえる。近似色というわけでは決してないのだが、今回はモノタロウのサビ止め効果のあるジンクスプレーのシルバーで、六角ボルトを塗装することにしてみた。鉄部の防錆下塗り用とのことで、塗装までの工程を簡単に済ませてしまった。まず六角ボルトのサビを、ステンブラシで落とすと同時に足付けの代わりに。次に画像のように六角ボルトをボール紙の端切れにセット、パーツクリーナーを吹きかけて脱脂を行い、塗装の下準備とした。

塗装はボルト穴を中心に、3回ほど行った。乾燥が早く、待ち時間が少ないのもメリットだ。いい感じの色相に思えるのだが……。

塗装は、六角穴の奥まで塗料が行き渡るようにして、ジンクスプレーを3回ほど噴霧した。速乾性のある塗料のようで、塗料の乾燥が早いのが好ましい。モノタロウのウェブで、ジンクスプレーの特徴を確認をすると、「物理的強度の高いエポキシエステル樹脂を使用しているので密着性も良く、塗装膜に柔軟性がある」とあった。さらに防錆効果もあるので、いい選択だったのではないだろうか。ステアリングを取り付ける際に、六角レンチをボルトに入れてみると、塗膜に粘りがあるような感じだった。六角ボルトを取り付けた後に塗膜を確認すると、レンチで擦れて剥がれてしまったような箇所はみられなかった。

六角ボルトを取り付けてみると、RACEロゴの色相よりも若干明るめだった。

ただし、ジンクスプレーのシルバーでは、モモRACEのロゴカラーよりも明るめになり、そこだけ浮いてしまったような気もする。ジンクスプレーにはグレーもあり、一緒に購入していたので、試し噴きをしてみればよかったかもしれない。ステアリングの構成パーツがメタリック調なので、シルバーを選択してみたのだが、色相に関しては少し様子をみることにしようと思う。というのもジンクスプレーは、下地用としても利用できるので、気になるようなら、塗膜を剥がさずに任意のカラーを塗れば済むからだ。