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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ホンダビート純正フォグをLED&イエローバルブ化

今回純正バンパーに戻したのを機に、フォグランプをLED化してみた。LEDはH3型のホワイトをインストール。さらにクリアイエローフィルムを貼って、イエローバルブのようにしてみてた。色温度が当てにならない中国製LEDのイエローバルブ化は、ホワイトLEDとクリアイエローフィルムの組み合わせが、個人的にはベストだと思っている。


 

 

ビート純正フォグをLEDバルブに交換

ビートのフォグランプの規格はH3タイプ。今回調達した格安ホワイトLEDバルブだと、天地方向がギリギリだった。収まってしまえば、LEDの発熱ぐらいなら問題ないだろう。明るさ的にはそれほどでもないが、白く輝いているのがお分かりになるだろうか。

純正フォグランプはいわゆる電球色だ。フォグランプはイエローが好みなので、バルブのLED置き換えと同時にイエロー化も行ってみた。イエロー化ならLEDバルブはイエローを選択すれば良いところなのだが、今回違う方法でイエロー化を試みた。

色温度が3000Kと明記されていても中国製の格安LEDバルブは、あまり当てにならない。イエローと明記されたLEDバルブでもアンバー系だったりする。それだったら、ホワイトを購入してレンズにクリアイエローフィルムを貼った方が好みの色になる。LEDバルブはアマゾンでH3ホワイトの格安タイプを調達した。だったら中国製を買うな!というのは無しの方向で……。格安故にどんなものがくるか分からないというのも、ちょっとした楽しみなのだ。

 

クリアイエローフィルムを中のレンズに

右はレンズ前面にクリアイエローフィルムを貼ったのだが、小径のせいかフィルムにシワが寄ってしまった。こちらのタイプも捨てがたいが、シワが気になりフィルムを貼がしてしまった。左は中のレンズにクリアイエローフィルムを貼ったもの。

懸案のイエロー化だが、当初は前面のレンズにクリアイエローフィルムを貼り込んでみた。レンズが小径なので、どうしても縁の部分にシワが寄ってしまう。そのシワをなるべく目立たないように色々手を替え品を替えトライしたのだが、どうしてもシワが取り切れなかった。

そこで、レンズの中に貼れないかと思い、フォグランプをバラシてみた。すると、上手い具合に中には別のレンズがあった。しかもバルブ側は平面となっている。そこへクリアイエローフィルムを貼れば、問題は一気に解決する。早速、レンズを固定しているネジを外し、平面の部分にフィルムを貼り込んだ。あとは元通りに組み上げるだけだ。

中にあるレンズは半球状になっている。左右にあるネジを外せば、レンズが取れるので、クリアイエローフィルムを簡単にしかも奇麗に貼ることができる。

フォグランプを組み上げてからレンズを正面から見ると、のぞき込めば中の方が若干黄色っぽいかなぐらいだ。前面にクリアイエローフィルムを貼った場合と比べると、インパクトは弱く純正フォグそのままだ。このフォグランプは、中の凸レンズで光を拡大分散をして、前面のレンズで配光するという構造なのが、分解して初めて分かった。

 

ケルビンとルーメン

フォグランプを点灯すると、クリアイエローフィルムとホワイトLEDの組み合わせが功を奏し、奇麗なイエロー光となる。ただし、お世辞にも明るくはない。ヘッドライト内のスモールランプは、アンバー系のLEDを入れてある。ヘッドライトは702K規格で、ビート発売時のホンダ車にはよく見られたようだ。リアのトランク内にあるバッテリーから+線を、車体中央付近からボンネット内まで配線をしてHIDに変更してある。色温度は、4300Kを選択してある。今となっては702K自体も少ないのだが、4300Kとなると中国製HIDは、ほとんど市場に無くなってしまったようだ。

ヘッドライトの色温度が、8000K以上で照らしているクルマを見ることがある。ケルビン数を勘違いしている方もおられるようだが、数値が高ければ明るいというわけではない。色温度の高い青白い光で、明るく感じてしまうのだろうか。青白い光だと降雨時は、路面が見にくくなるようだし、少なくとも車検は通らない。

個人的にはヘッドライトの色温度は、純正色のような4300K辺りが好みだ。中国製LEDヘッドライトでも、色温度が4300KのLEDヘッドライトが、最近では出回ってきているようで、色温度が表示通りなら何よりだ。ただし、702Kは4300Kどころか6000KのLEDも、ほとんど見られない。702KのHIDは、一時期ヤフオクで大量にあったのだが、今は全くなくなってしまった。

ヘッドライトの明るさの単位は、通常ルーメン*1が用いられるが、こちらは値が高ければ明るくなる。ただし、車検時は、測光ポイントに実際に届いている明るさを測る*2ので、無駄に明るくても配光特性が悪いと落とされる。それにカットオフラインのない明るいLEDヘッドライトは、遮光がなされていないので目に刺さるような感じだ。対向車に危険が及ばないよう、取り付ける側も十分な配慮が必要だろう。 

 

*1:全光束。ルクスに平方メートルを掛けるとルーメンになる

*2:車検用のヘッドライトのテスターの値はカンデラ