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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

REGZA 42Z9000からandroidtv REGZA 55Z570Kへ

アマゾン初売りセールで、思っても見なかった4k液晶テレビを購入してしまった。しかも短命に終わってしまったandroidtvという製品だ。液晶テレビREGZAがお気に入りで、REGZAばっかりを3台続けて購入している。今回のREGZAで4台目となるのだが、androidtvってどうなのだろうか……。


 

 

REGZAがお気に入り


2021年に発売された4k液晶パネル搭載のandroidtvのREGZA 55Z570K。段ボール箱のサイズは、実測値で1380×830×160ミリ。

 2019年4月にブログで記事化した【エレコム製テレビ台をローボード化する】で触れた拙宅の居間に設置したREGZA 42Z9000に、BS関係のアラートが昨年の年末頃から出るようになってしまった。NHKのBSチャンネルが整理されたせいなのかは分からないが、アラートが出たら決定キーを押せば視聴はできるので、そのまま無視して使っていた。再度チャンネルスキャンなどを行えば、そのアラートは消えるかもしれない。家族が視聴するのは殆んどが地デジ番組のようなので、例えBS放送番組が見られなくても、一向に差し支えなかったりするのだ。


オリンパスE-520に同社製9-18ミリ(F4-5.6)EDレンズを装着して、上のカット共にワイド端で撮影した。ライカ判換算で18-36ミリ。ワイド端18ミリにもなるオリンパス純正の超広角ズームレンズだ。

年が明け2024年になって、Amazon恒例の初売りセールが開始された。何気に初売りセールを見ていると、REGZA 55Z570Kが92,800円のタイムセールとなっていた。さらに¥3000 OFFクーポンが適用され、トータル89,800円になるという。早速、メジャー片手にテレビ台付近に置いてあるモノの寸法を測りだす。室内幅に制約があるため、42型から50~55型へのサイズアップができるのかどうか検討をしていく。すると、スーパーウーファーを机下に収め、自作した収納棚の一部をカットして位置調整を行えば、実寸で1250ミリ確保できることが分かった。しかも今回、拙宅の42Z9000は2009年製だったことも分かった。一般にテレビの寿命は10年らしく、15年近くも使用したとは思わなかった。

 

androidtvのREGZA


今回アマゾン初売りセールで購入したREGZA 55Z570K。テレビのサイズは1232×734×259ミリ。家具やスーパーウーファーの再配置で、インストールする寸法を確保した。

テレビ本体のサイズは、現在使用中の42Z9000が1009×701×316ミリで、今回検討中の55Z570Kが1232×734×259ミリとなる。サイズで問題となるのは、やはり横幅だ。223ミリ幅が広くなるけれど、前述のように1250ミリ確保できたので、ギリギリ55Z570Kがインストールできそうだ。実は、50型も初売りセールの対象ではあったのだけれど、値引き率は55型の方が圧倒的に良かったのだ。さらに、液晶パネルの形式は非公開ながら、50型と55型では液晶パネルそのものが違うらしい(真偽不明)。50型の画面は、斜め方向から見ると白っぽくなるようなのだが、55型はあまり気にならないというコメントも後押しとなった。


旧Fire TV Stick 4K MAXとEcho Show 5、HDMI切替器を左隅に配置。HDMI切替器は、テレビとプロジェクターへの出力を切り替えるために設けている。

既に心は決まったようなものだ。大きめサイズのREGZA 55Z570Kをセレクトしたのは言うまでもない。最初に価格に目を奪われ、信頼のREGZAということで購入してしまったが、本機はどんな製品なのか、調べてもいなかった。それで、止せばいいのに某サイトのクチコミ情報を熟読することにした。すると、不安を煽るような書き込みが目につくことに……。REGZA 55Z570Kはandroidtvで、テレビをコントロールするOSに、アンドロイドを採用したモデルだと分かった。ただ、androidtvを標榜した製品は、2021年しか製作されなかったらしい。55Z570Kが何故に短命なのか、搭載しているOSがどうも安定していなかったようなのだ。それで1年という短命に終わってしまったのか……。


REGZA 55Z570Kのスタンドは、金属製でガッチリとしている。専用スタンドは、転倒防止用バンドを取り付けるネジ穴を利用して、テレビ台に直接ネジで固定した。

4Kモデルの55型を購入した嬉しさと、何とも言えぬ不安が織り交じるなか、アマゾンから商品が届く。玄関に商品が運ばれて思ったことは、箱がデカい! 製品の重量は、15.5kgとそれほどでもない。段ボール箱の厚みはないのだけれど、箱を一人で抱えて階段を登るのは明らかに無理がある。相方に手伝って貰い、階段の途中にある踊り場で折り返し、2階の居間へと二人で運び込む。本体を箱から出すのは、意外と簡単だった。何故なら段ボール箱が、蓋と底の2段構造になっていたからだ。蓋部分に4ヵ所ある留め具を外し、段ボールを上げれば、底の段ボールと共に本体が現れる仕掛けだ。


androidtvのREGZA 55Z570Kは、Netflixに対応していないのは大きな欠点か。Netflixを視聴するためには、Fire TV Stickなどが必要となる。DTCP-IPにも非対応だ。

開梱すると、スタンド取付説明書が目に入る。スタンドを取り付けるために、段ボール箱の蓋部分を横にして簡易テーブルにするとある。スタンドは金属製なので見た目も良く、ガッチリとしている。良く見るプラスチック製のスタンドとは違い、このスタンドだけでも気に入ってしまった。スタンドはテレビ本体底面に、片側2ヵ所で固定。スタンドを取り付けると安定のためか、気持ち外股になっており、グッと踏ん張っている感じだ。その取り付けたスタンドは、ローボートに加工したテレビ台に、直接ネジ止めしてしまった。本来は、転倒防止用バンドをスタンドに取り付け、テレビ台に固定する。

 

やっぱりREGZA


タイトルカットにある蔵太和安久チャンネルは、ビデオカメラで約40年近く前に撮影した鉄道の映像を、Youtubeに投稿しているチャンネル。ご興味があれば、是非ご視聴いただきたい。@ZIPANG1067で検索を。

さて、アンドロイドOSを搭載した55Z570Kだが、懸念された事案は全く気にならなかった。まさかとは思うが、アンドロイドOSのアップデートにより、OSが安定してきたのだろうか。特にネガは感じられずに普通に使えているのだ。それよりも4K液晶パネルに加え、REGZA独自の高画質化アルゴリズム(レグザエンジンZR I)により、地デジ放送やYoutubeの映像さえも奇麗に見えることに驚いてしまった。さらに嬉しいことに、液晶パネルを斜め方向から見ても、白っぽくなるのは気にならなかったことだ。某サイトのコメント欄を見てからは、一抹の不安はあったのだけれど、55Z570Kのセットアップをして視聴してみると、総じて良い製品ではないかと思えた。


中華製電動100インチスクリーンをセット。プロジェクターの映像は、スクリーン前面にあるREGZA 55Z570Kが干渉することなく視聴可能だ。

昨今のテレビフレームは、狭額縁どころではなくフレームレスが主流のようだ。本機は2021年の旧モデルではあるが、フレームレスデザインが採用されている。ローボードに加工したテレビ台に固定した55Z570Kは、フレームレスと低いスタンドもあってか、中華製電動100インチスクリーンとベストマッチだった。スクリーンをセットしてプロジェクターから投影しても、本機と全く干渉せず視聴が行えたのだ。テレビの高さは二の次だったので、嬉しい誤算といえるだろう。androidtvという不人気?ゆえのバーゲン価格かもしれないが、CP比の高い4k液晶テレビに大変満足しており、サイズを含めてREGZA 55Z570Kを購入して良かったと思っている。