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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

ホンダCBX125Fのレストア ― 車体周り編④

今回はCBX125Fのレストアというよりも、カスタマイズやモディファイになる。別に交換しなくてもその機能に問題はないのたが、それでもバイクを自分好みに仕上げたい。ということで、セルでのエンジン始動がままならないのに、趣味に走ってしまったのだ……。

ショートステータイプミラーに換装

バックミラーは、ホンダ純正風ミラーのショートステータイプに交換した。当初からこちらのタイプを取り付けたかったのだが、販売個数がいつも少なくてなかなか手に入れることができなかった。 ホンダCBX125Fのレストア ― フロントカウル周り編-② 】で取り付けていたものは、スリムな車体に対してステーが長く、左右の飛び出しが大きめだったのだ。

 

フロントカウルの補修中にプラリペアの溶剤が流れてしまい、シルバーの塗料が溶けて、スクリーン内側部分に染みができてしまった。そこで、その箇所を黒の艶消しスプレーで塗装、目立たなくなるようにした。ついでにHONDAのロゴを、カッティングマシンで切り出して貼り込んでみた。中期以降には、フロントスクリーンにHONDAロゴを貼ってある純正仕上げもあるようだ。

 

CBX250S用トップブリッジに換装

CBX250S用のアルミ鋳造製トップブリッジが流用できるとの情報を得て、ヤフオクで落札した。後期型はフロントフォークのインナーチューブが1ミリ太いようで、流用できるのは中期型モデルまでのようだ。アルミの腐食で汚かったので、ドリルチャックにダイソーの真鍮ブラシを取り付けて汚れ落としを行ってみた。

 

汚れ落としを終え、トップブリッジを組み込んだところ。実はCBX125F用の元々のトップブリッジは、鉄の鋳物と勘違いしていた。見るからにアルミ鋳造のCBX250S用を購入し、取り替える際に気づいたというオチだ。とはいえ、見た目もよく剛性感がありそうなCBX250S用のトップブリッジで、満足のいくカスタマイズとなった。

 

後期型CBX125C別体型スイッチボックスに換装

CBX125F前期用のクラッチホルダーは、灯火類のスイッチボックスとの一体型となっている。このCBX125Fは転倒の影響で、スイッチボックスの一部に欠けがあり、回転止め用のボッチもなくなっていた。そのため、ビニールテープを巻いてスイッチボックスを回転し難くしていたようだ。後期型はクラッチホルダー別体型となっており、そちらのタイプを入手して交換することにした。

 

ヤフオクで落札したのは、アメリカンスタイルのCBX125C用のものだ。こちらを選択した分けは、CBX125Fよりも廉価な価格で入手できるからだ。ケーブル長も長いので、加工にも好都合だ。ただし、コネクターのピン数が違うのと、配線関係も違うので、ポン付けとはならない。

 

配線はスイッチボックスを分解して、スイッチのケーブルの色とCBX125F用のコネクターの位置を検証しながら行った。CBX125C用のケーブルを取り回しのよい長さでカット。元々のCBX125F用のコネクターからの配線と、検証したCBX125C用の配線をハンダ付けした。ハンダ付けした配線部分には、絶縁用ヒシチューブを一つひとつ被せてある。

 

後期型CBX125F用のスイッチボックスにあるウインカースイッチは、使いやすいプッシュキャンセラータイプになっている。これだけでも選ぶ価値がある。スイッチボックスの回転止めのボッチは、ダイソーで見つけた「簡単目地補修マーカー」でボッチを塗り、ハンドルの頃合いの良い位置に転写、ドリルで穴を開けて対応した。スイッチボックス右にあるチョークレバーはダミーだ。スポーツバイクに限らずクラッチホルダーは、やはり別体型が望ましいと思う。

 

NSRタイプLEDウインカーに換装

リアウインカーは、社外製のNSRタイプLEDウインカーを取り付けてみた。テールランプと似通った形状なので違和感がなく、純正タイプよりも相性がいいのではないだろうか。テールランプ内には、プラ成形されたHONDAロゴがあり、白色で色入れされたタイプもあるようだ。色入れは綺麗に入れる自信がないので、黒のカッティングシートから、カッティングマシンで切り出したHONDAロゴを、テールカウルエンドに貼り付けた。カスタマイズ&モディファイはこの辺りで打ち止めを迎えたが、肝心要のエンジン始動不良の取り組みは、千秋楽を迎えることはできるのだろうか……。