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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

キクチ シアターグレイを中華製電動スクリーンに刷新 ― 後編

中華製の安価な電動スクリーンとはいえ、電動タイプのスクリーンに変わりはない。購入した製品のアマゾンでのレビューを見ると、電動スクリーンの自動ストップ位置調整に苦労している方のレビューが散見された。自動ストップの設定を諦めた方もいるようだ。拙宅の電動スクリーンでは、その自動ストップが上手くできたので、その方法をご紹介したいと思う。

電動スクリーン自動ストップ位置調整の仕方


黄色の調節用つまみは、スイッチボックスの下げボタンを押し、スクリーンを全部下ろしてから使用した。このつまみを利用してスクリーンを任意の位置に巻き上げていく。画像の外板にある楕円の穴は灰色つまみ用で、黄色つまみへは開口部から行った。

Fkstyle プロジェクタースクリーン100インチの日本語版説明書はあるのだが、記載された内容では自動ストップ位置調整の仕方は分からなかった。説明書では前面から見た図で、上下に2つある調節用つまみは、上側がスクリーンを下げる用で、下側が上げる用とある。ところが実際には調節用つまみは、本体背面にあり、スクリーンを任意の位置に設定する方法にも触れていないのだ。アマゾンの説明欄には、調節つまみ用の工具があるのだが、拙宅に届いたものにはなかったので、六角レンチで代用した。背面にある調節用つまみは、上側は灰色で下側が黄色と色分けされていた。説明書と位置は違うが、上下にある調節用つまみは、同様の設定のようだ。


電動スクリーンの自動ストップ位置設定の仕方は、本文を参照すれば間違いなく行えるはずだ。拙宅では、リモコンの「下げボタン」を押すと、画像の位置で毎回ストップする。位置を記憶しているのではなく、調節用つまみでセットした位置よりもスクリーンが下がらなくなる上手い仕掛けなのだ。

電動スクリーンを任意の位置に自動ストップさせる調整方法は、以下のように行った。①スクリーンをスイッチボックスかリモコンの「下げボタン」で全部降ろす。②下側の調節用黄色つまみで、スクリーンを巻き上げていく。③スクリーンが任意の位置まできたらストップ。④スイッチボックスかリモコンの「上げボタン」で、一旦スクリーンを全部巻き上げる。⑤「下げボタン」を押して、調整した位置で止まるかをチェック。⑥プロジェクターの電源を入れ、映像をスクリーンに投影、調節用黄色つまみで微調整をする。これでスクリーンが任意の位置で、毎回ストップしてくれるはずだ。

 

すっきりとした目立たぬ電気配線に留意


スイッチボックス内にある赤色LEDの光漏れを嫌い、補修を行ってみた。アルミテープ施工後にスイッチボックスに触れても、熱が籠ることもなさそうだ。

自分だけかもしれないが、夜間の暗い室内で、スイッチボックスから赤い光りが盛大に漏れているのは、色が色だけにあまり気分の良いものではなかった。そこで、スイッチボックス内をアルミテープで貼り、光か漏れないような処置を行ってみた。ケースを開けると、LEDが基板に直付けされていた。基板はボックスの底にあり、ボックス上面にある導光部分まで、LEDの遮蔽板などはない構造だった。そこで、アルミテープで筒状のものを作ってLEDと導光部分の遮蔽をし、それ以外はアルミテープでシールドを行うことにした。これにより、導光部分だけが光り、スイッチボックス内には光漏れのない状態になった。


延長コードはスッキリ見せるため、見える範囲は特に固定せず、コードを窓枠に沿って配しただけだ。

電動スクリーン関連の電気配線は、できるだけ目立たぬように配慮して行った。電動スクリーンの電源用に、ダイソーで3mの延長コードを調達、これが目立たぬ配線のキーとなる。スイッチボックスの配線ケーブルや延長コードなどは、スクリーン本体裏側でケーブルに負荷を掛けないようにまとめてある。その関係で、スイッチボックスが天井近くに配置されているが、通常はリモコンでスクリーンの上下を行うので全く問題はない。窓枠横に見える延長コードは、見えない個所をフックで保持、それ以外は特に固定もせず窓枠に沿わしているだけだ。かなりすっきりと電気配線ができたと思うがいかがだろうか。


右端が電動スクリーン用のリモコン。リモコンをホルダーに置いたまま、スクリーン操作が行える。

電動スクリーン用のリモコンは、室内入口にあるシーリングライトのスイッチ付近に設置した。スクリーン自体は白のマットタイプで、平面性も悪くないと思う。ただし、設置当初は匂いが強烈だった。その対策として、スクリーンを降ろし、雨天以外の日中には窓を開け放ち、風通しを行っている。3週間前後は鼻を突く匂いが消えなかったので、スクリーン設置が冬や夏でなくて良かった。そして、スクリーンを設置してみて思ったのは、案の定、電動スクリーンは、タ・マ・ラ・ナ・イ