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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

バイク壁面収納の試み

新築して間もない頃は、家の壁面や室内に手を加えるなんてことは、考えもしなかったなるべく家にキズを付けたくなかったからだ。ところがどうだろう、10年もすると、あーすれば良かったとか、こーすれば良かったとなる。家の価値下落のことはさて置き、バイク用の壁面収納を備え付けてみた。


 

 

バイクを壁面に収納する


ツーバイフォー用の金具の正式名称と、何に利用するかは良く分からないけれど、バイクの壁面収納は、この金具を見つけたことで、完成することができた。

子供が小さい頃は、MTBクロスバイクは、自宅車庫内のコンクリート地面に置いていたが、オートバイを乗るような年齢になると、バイクを置くところがなくなってしまった。そこで、壁面に収納ができないかと思い、ひと工夫をしてみた。バイクと車庫内の寸法を計測し、大まかなイメージができ上ったので、ホームセンターへ、材料を調達に行くことにした。

 

ホームセンターはパーツの宝庫


クロスバイク用のタイヤ幅に合った位置で、3か所とも金具をセットしたのだが、MTBの幅広タイヤは入らなかった。そこで、ネジ2か所を画像の穴の位置に取り付けて対応した。

壁掛収納のアイデアを簡単に説明すると……

  1. バイクのタイヤを乗せる台を作る
  2. バイクにワイヤーを引っ掛ける
  3. できるだけローコストで作る

と、誰でも思いつくようなアイデアだが、それを具現化するのはそれなりに難しい。

ホームセンターへ行き、ツーバイフォー用の金具を見つけて、それを利用すれば、タイヤ台になりそうなので、少し先が見えてきた。


左のシティーバイクとMTBでタイヤ台のセット幅を変えてある。前後方向を受ける金具があるので、バイクが前後に落ちることはない。

イデアを元にバイク1台に対して購入したパーツは、以下の通りだ。

ツーバイフォー用の金具…8個
・両端が円環になっている長さ1メートルの
 ビニール被覆ワイヤー…1個
ウレタン巻きS字型フック…2個
金属フック…2個
プラ片サドル…1個

 

イデアの具現化


バイクをタイヤ台に乗せ、軽く支えながらハンドルステムとシートポストにウレタン巻きS字型フックを掛ける。慣れるとアッという間に壁面収納を終えられる。

早速、家に帰り、アイデアを元に施工していく。計測してあったバイクのホイールベースの数値を元に、金具を壁面に取り付けていく。金具は、事前に壁面内にある梁などを調べてから、ツーバイフォー用専用ネジで固定した。

バイク1つの車輪に対してツーバイフォー用金具を2個1組、計4個で支えることにした。1組はバイクを支え、もう1組はタイヤの前後方向を受けるようにした。前後輪とも同様にして作業を行えば、壁面収納のバイクの受け部分ができる。


施工してからもう6年近くなる。見た目は華奢な感じだが、ワイヤーは丈夫なので問題ない。この壁面収納は、カゴ付きのシティバイク程度は全く問題がないが、重いバイクだと持ち上げるのに苦労するし、何より壁面が耐えられるのか心配になるだろう。

次にバイクが倒れないように保持するパーツを取り付けていく。バイクに対して壁面上部中央付近に、ビニール被覆ワイヤを通してからプラサドルを固定した。これだけでバイクを支えるのは、さすがに心許ない。バイクの重さを分散させる目的で、金属フックを2か所設けている。あとはワイヤーの左右にある円環に、ウレタン巻きS字型フックを引っ掛ければ準備完了だ。

設置当初は、クロスバイク用のタイヤに合わせてツーバイフォー用金具をとりつけていたのだが、MTB用のブロックタイヤは太くて収まらなかった。そこで、金具のネジ止め位置を変えて対処した。


壁面収納にしたバイクは、3台ある。これ以上はスペースの関係で無理だ。さすがに増えることはないと思う。当時購入した今では珍しいニシキのMTBは、ほとんど乗らなくなったのだが、断捨離「あっしにゃぁ関わりのねぇこって……」

収納は、バイクを持ち上げて前後のタイヤ受けに乗せ、そのままバイクを支えながら、ハンドルステムとサドルポストにウレタン巻きS字型フックを引っ掛けるだけだ。バイクを持ち上げる必要はあるが、割と簡単に収納できると思う。

現在、バイクの壁面収納は3台だが、いずれも落ちそうな気配は全くない。ローコストでの壁面収納の試み、クリアできたように思う。