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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

レカロの安楽椅子

贅沢にもレカロシートSR3を安楽椅子にした。もったいないと思うなかれ。これが本当に座り心地がいいのだ。いや、寝心地というべきか。このシートに座りながら、ホームシアターで映画を観ると、至福の時を迎えられる。レカロシートを安楽椅子のフレームに取り付けたことで、贅沢を味わえるのだ。

レカロを安楽椅子化


向かって左側が、オリジナルの安楽椅子。座面のスポンジがへたってきたので、木枠とパイプフレームを利用してレカロシートを取り付けてみた。木枠の寸法が、思いのほかピッタリだった。右はレカロ安楽椅子初代版。

以前乗っていたジムニーに、レカロシートLSを取り付けて愛用していた時期があった。腰痛持ちが長距離ドライブに行くには、持ってこいのシートだと思う。ジムニー売却時にレカロシート2脚のうち、1脚は純正シートに戻したのだが、1脚のレカロシートLSは、いつかまた利用するだろうと思い残しておいた。

安楽椅子の座面のスポンジがへたったのと、室内にレカロシートLSを置いとくだけでも嵩張るので、両方を合体してみたら面白いのではないかと思ったのだ。そこでパイプフレームにレカロシートを置いて、取り付けられるか様子を見てみたら、何とかなりそうな感じだった。


レカロ安楽椅子初代版のシートレールは、鉄鋼材が足らなくなってしまい、中央部分を省略している。特に問題はなかったのだけれど、2代目は完全な2枚重ねにした。初代版はメッシュのヘッドレストが特徴のレカロLS。2代目はレカロSR3というセミバケットタイプだ。両シートともシートレールが共通なので、簡単に入れ替え可能。

レカロシートは、左右3か所、計6個のネジ穴が設けられているが、室内で使用する分には4か所止めで十分だ。

シート取り付けステーは、25×3ミリの鉄鋼材から2本切り出し、以前使用していた2本をガイドにして、4か所穴をあけている。シートはステーの中央寄りの2か所の穴にボルトで固定している。

レカロシートのパイプフレームへの取り付けは、シート取り付けステーとパイプを、ボルト&ナットで共締めをして固定している。シート取り付けステーは強度を考慮して2枚重ねとした。ステーがへたってきたらコピーして作ればよいので、簡単に交換できると思う。


シートの底を見るとこんな感じで取り付けられている。奥の鉄鋼材に比べて、手前の鉄鋼材がしなっている。寝そべって座っているし、かなりウエイトが掛かるのかもしれない。そのうち、前後を入れ替えよう。

パイプフレームの背もたれ部分は、必要ないのでカット。カットした部分には、ホームセンターで見つけたゴムキャップをかぶせてある。

このレカロシートは中古で入手したものだが、たばこの匂いや破れなど見られない程度の良いものだった。それでもきつくはないが、何かよく分からない匂いがあったので、ファブリーズを数回噴霧してみたら、匂いは気にならなくなった。

 

ホームシアターとレカロの安楽椅子


ニトリ低反発枕ヘッドレスト部分に置き、寝そべって映画などを観る至福の時バージョン。オットマンは必須。

 ホームシアター設置後は、ヘッド部分にニトリ低反発枕を置いて頭を少し浮かせ、オットマン代わりのバイオテックチェアに足を乗せ、かなり寛いだ状態で映画を観ている。ホームシアターとこの座り込ごちの良いシートのおかげで、至福の時を過ごせている。

これは自身の体験談だけれど……。
夏の時期に、ホームシアターで映画を見終わってから、ベッドへ行くのが面倒になり、このままこのレカロシートで寝てしまったのだ。朝起きると、寝返りもせずに仰向けで長時間寝ていたにもかかわらず、不思議と腰が全く痛くならなかったのだ。これはもしかしたら、人間工学に優れたレカロシートのおかげだろうか。