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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

耐水性ステッカーを作る

ジェンマ125のフロントカウルと、リアキャリアに取り付けたボテ箱に、耐水性を考慮した自作のステッカーを貼ってみた。100円ショップで、これならいけるという用紙を見つけることができた。耐水性のあるステッカーを作る、その方法をご紹介しよう。

ステッカー向け耐水性用紙

100円ショップのダイソーで見つけた、耐水性ステッカーのベースに打ってつけの用紙、吸着ラベルフィルム。もう一方は、ガラス飛散防止安全シートという全く違う用途の商品だ。透明なフィルムで極薄、粘着テープ付きという、まさにステッカーの保護には持ってこいだ。この商品を今回の用途に思いついたのが、耐水性ステッカー成功のポイントでもある。

当初はインクジェットプリンターの光沢紙で作ってみたのだが、耐水性を考慮すると、恐らく屋内向けにしか使えないような感じだった。 屋外で使用するステッカーの場合、降雨時には耐水性がないと折角作ったステッカーが悲惨な状態になり兼ねない。やはり、ベースとなる用紙は、紙以外が望ましい。

早速、現地調査に行くと、ダイソーで良い商品を見つけることができた。インクジェットプリンター専用の吸着ラベルフィルムという商品だ。これは、窓ガラスや鏡などの平滑面に貼っても跡の残らない吸着タイプで、繰り返し貼って剥がせるのが特徴らしい。用紙は耐久性、耐水性に優れたポリプロピレンで、屋外用ステッカーとしてのベースには、申し分無さそうだ。用紙はA4サイズ2枚入りで、染料、顔料インク共に対応している。

 

ひと手間Weblogのステッカー

プリントアウトをした吸着ラベルフィルムにガラス飛散防止安全シートを貼り込んだ状態。ステッカーの仕上がり具合が違ってくるので、空気が入り込まないように慎重な作業が必要だ。

今回作るステッカーの「ネタ」にしたものは、拙ブログのアイコンだ。ブログ開設にあたり作ったもので、その出来はページビューに匹敵しているかもしれない。つまり、内容が自己満足の域を出ていないということだ。と、自虐的なコメントはさておき、ステッカーのアイデア自体は悪くないと思う。

ただし、問題もある。この用紙はプリンターとの相性もあるのかもしれないが、なかなか思うような色調にならないのだ。色相に関しては、ある程度妥協が必要かもしれない。

 

耐水性ステッカーの作り方

小さいサイズのステッカーは、ジュース缶のサイズにしてプリントアウトを行った。ジュース缶とステッカーの間に両面テープを貼り、お互いがずれないようにしてカッターで切り出していく。大きいステッカーは、100均の綿棒のプラケースが丁度良いサイズだった。

それでは、ステッカー作りに取り掛かかろう。まず、ステッカーのベースをインクジェットプリンターで印刷する。吸着ラベルフィルムの印刷設定は、エプソンプリンターなら、ファイン専用紙・スーパーファイン紙に、キヤノンならコート紙・高品位専用紙を選択する。

次に吸着ラベルフィルムに印刷されたステッカーのベースに、耐水性を考慮した対策を講じていく。染料系のインクは、湿気や水分にあまり強くない。そこで、印刷面を保護するために、ガラス飛散防止安全シートを貼り合わせるのだ。ガラス飛散防止安全シートとは、厚さ0.05ミリ、材質がポリエチレンテレフタレートというフィルム。

この方法でステッカーを作れば、雨に降られても平気なはずである。ただし、雨の日はバイクに乗らないので、保証はない。

このシートは粘着タイプなので、剥離紙を剥がして貼るだけだ。とは言ってもステッカーの仕上がりが全く違ってくるので、空気を噛まないように慎重な作業が必要となる。2枚を貼り合わせたら、ステッカーをカッターで切り抜いていく。事前に丸いジュース缶や筒の直径に合わせてステッカーの印刷を行うと、カッターで切り出しやすくなる。

これで耐水性に優れたステッカーができ上がった。 こうしておけば、水で流れやすい染料インクをガードできるはずだ。ステッカーのベースとなる吸着ラベルフィルムは、繰り返して貼れるのだが、その分粘着力が心許ないので、両面テープ*1を貼ってから、ジェンマのフロントカウルに小ステッカーを、ボテ箱に大ステッカーを貼ってみた。





 

*1:フィルムタイプを貼らないと、剥がす時に苦労する