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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

STIKA SX-12からCraft ROBO CE5000-40へ

中古で購入したSTIKA SX-12だけれど、自作ステッカーに便利に使っていた。ところが、度重なるWindows10のアップデートで、音を上げてしまったのかもしれない。カットの最後にフリーズするようになってしまったのだ。そんなこともあり、気になっていた二世代前のカッティングマシンを新たに導入することにした。

STIKA SX-12に問題発生


STIKA SX-12だが、後継機のSV-12用ドライバーで問題なく使用できる。Windows10のアップデートで、動きが怪しくなってきたのが残念だ。21H2バージョンの後半辺りから不具合が出てきたかもしれない。

以前に【気になるガジェット…カッティングマシン】ご紹介したSTIKA SX-12に、再現性のないカッティングの問題が起こるようになってしまった。複雑なカッティングでも、途中までは問題なく行っているのだが、最後の最後、そこをカットすれば全て終了という段階で、カッティングマシンの動きが止まってしまう。カッターの刃は降りたままなので、カッティングシートが取り出せずに、カッティングマシンの再起動で対処することになる。短い直線ならカッターを充てれば何とか対応できるが、それも厄介な話しだ。対処法としては、レイヤーを複製し2度カットを行うようにするとかか……。しかし、すんなりとカットできる場合もある。再現性のないトラブルほど厄介なものはない。


中古入手時にバッファロー製USB-パラレル変換ケーブルBHC-UP01/GPが付属。こちらもWindow10で利用できていたが、22H2バージョンだと厳しいようだ。

そもそもSTIKA SX-12は、2001年に発売された製品で、Windows10でのサポートは行われていない。それを後継モデルであるSTIKA SV-12のドライバーが利用できるとのことで、言わば無理くり旧製品を使用していたのだ。さらに、バッファロー製USB-パラレル変換ケーブルの組み合わせときている。これはヤフオクで中古入手時に、この仕様になっていたのだけれど、発売後20年を過ぎても本体と共に問題なく動いていた。ところが、件の問題が噴出したのである。どうも、Windows10 Version 21H2のアップデートを行った当たりぐらいから、その兆候が出だしたのではないかと思える。

 

気になるカッティングマシン


ほぼフルセットの状態のものを入手することができた。他機種用CD-ROMだけが残念だった。落札時のヤフオク出品画面から転載。

STIKA SX-12を導入してから、カッティングマシンが便利なのが分かり、ちょっと気になってたマシンがある。グラフテックのプロ向けの製品で、Craft ROBO PRO CE5000-40-CRPというカッティングマシンだ。そもそもプロ仕様なので、価格が高く簡単に購入できるような製品ではないのだが、2世代前の製品となり、価格がこなれてきていたのだ。ただし、プロ仕様ということもあり、見た目もメカ的にも使用限界に達しているようなマシンも見受けられた。価格だけで判断して購入すると、とんでもない目にあうかもしれない。そこで、できるだけ奇麗な筐体で、メカがやれていないような固体に絞って選ぶことにした。

 

Craft ROBO PRO CE5000-40-CRP入手


Craft ROBO PRO CE5000-40-CRPの外形寸法は、623×285×223mmだ。拙宅のパソコンラックの最上段に、長手方向がギリギリ収まるサイズだった。

ヤフオク、メルカリ、ラクマなどをチェックすることにして、それぞれにウォッチリストに登録した。その中から、ヤフオクで挑戦すること3回目で、ゲットすることに成功した。1、2回目は予算オーバーで撃沈だった。入手価格は21,500円で、1,000円オフクーポン+送料だった。大阪のリサイクルショップからの出品だったのだが、新品購入時のカッティングシートや付属品も色々とあったので、業者が本格的に使用していたものとは違うようだった。見た目もかなり奇麗でキズなどもほとんどなかったが、本体に取り付けられたカッティングマットには、若干深めのカット傷があった。カッティングマットは、まだ入手可能なようなので、問題があるようなら取り替えるつもりだ。


電源投入で、液晶パネルには【ヨウシヲ セットシテクダサイ】と表示される。テスト目当てのカッティングを行ってみたが、基本的には全く問題のない個体で胸をなでおろした。Window10の最新バージョン22H2でも問題なく使用可能だ。

それと、CD-ROMが付属していたのだが、本機用のものではなく、キヤノン製プリンター用のものだった。速攻で出品者に連絡をしたのだが、見事なだんまりである。問題は出品者というよりも、リサイクルショップに売った人間だろう。恐らく故意といよりも、単なる間違いだとは思うが、ちょっと躓いてしまった。それでも、グラフテックのサイトで、ドライバーやプラグインなどは、ダウンロードできるので問題はないはずだ。ただし、専用アプリにシリアルナンバーを求められ、CD-ROMにそれがあったらそうも言ってられないが……。今のところ、ダウンロードしたものに関しては、問題なく利用できている。これで、中古とはいえ刷新したカッティングマシンの環境は整った。さて、初めに何を切り出そうか……。