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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

アプリオタイプ2メーターモディファイの変遷

ヤマハアプリオタイプ2に搭載したメーターは、純正メーターから始まり、スズキアドレスV100用純正メーターへ。その後、アプリオタイプ2とヤマハシグナス125Zのメーターを合体加工したver.1、さらにver.2、最終的にはver.3へと更新を行った。そのワンオフメーター化までの変遷をご覧いただこう。


 

 

アプリオタイプ2の純正メーター

アプリオタイプ2純正メーターの地は、黒濃淡の市松模様。カーボン風?。60km/hスケールのスピードメーターと、燃料計の組み合わせだ。余談だが、2ストスクーターの中では、アプリオの燃料タンクは6Lと大きい。燃料計下部にSPEEDとOILのインジケーターを装備。

 

スズキ・アドレスV100の純正メーター改

スズキアドレスV100用純正メーターは、ヤマハ系50cc2ストスクーターの多くにポン付けできる。スピードメーターは、原付二種ということで100km/hスケールだ。燃料計の下には、ウインカー/OIL兼用のインジケーターが備えられている。メーター中央付近下にある黄色レンズは、ウインカーインジケーター用を新たに設置。このレンズは、ジャンク箱にあったNS-1用レンズを加工して取り付けたもの。

 

アプリオタイプ2+シグナス125Z:ver.1

ヤフオクで落札した、ヤマハ シグナスZ125用メーター。オドメーターの位置が、アプリオと違いスピードメーター指針の上にある。利用できるかどうか分からなかったが、とりあえず落札してみた。スピードメーター表示部分だけを、丸くカットして利用する算段だが、果たして……。

 

オドメーター6桁のシグナスZ125用メーターユニットが、オドメーター5桁のアプリオ用メーターケース内にギリギリ収まることが分かった。そこで、アプリオタイプ2のメーターベースを加工していくことにした。スピードメーター部分に糸鋸で大きな穴を開け、シグナス用メータユニットを収めるようにした。さらにスピードメーター目盛りの透過照明用に、キサゲ*1で塗装面を剥がしておいた。

 
シグナスZ用スピードメーターユニットが、アプリオのケースに上手く収まるように調整をしながら不要部分をカット。メーターユニットがアプリオ用よりも高さがあったので、厚めのプラ板をもう一枚挟んで、かさ上げを行っている。メーターの右下脇には、ウインカーインジケーターランプを取り付けた。これは、ジャンク箱にあったNS-1のニュートラル用レンズを利用している。

 

完成したハイブリッドメーター。スピードメーターは、140km/hと完全にオーバースケール。メーターユニットは上手く収めることはできたのだが、メーター周囲をカットしたことで、目盛りの長短が、見分け難くなってしまった。さらに目盛りの間隔が細かいので、走行中では指針の位置が分かりづらかった。

 

アプリオタイプ2+シグナス125Z:ver.2

rev.1のメーター指針時の見にくさを補うため、加工することにした。それは、細い円弧のライン上の40から90km/hの位置を、1Φのキリで塗装表面を丸く剥がしてみたのだ。たったこれだけだが、透過光でキロ表示の位置が目立つようになり、ずいぶんと指針の位置が分かりやすくなった。日中においても一瞥時の視認性が、大幅に上がることになった。ちょっとしたアイデアだが、これは大正解だった。

 

アプリオタイプ2+シグナス125Z:ver.3

最終バージョンがこちら。ウインカーインジケーターランプが奥まっていて見にくかったことと、メーター中央下部140km/h下のシルバー部分が妙に目立ったので、ウインカーインジケーターランプをこの部分に移設することにした。それに伴いアプリオ用メーターパネルも再度作り直している。焼けのない奇麗なアプリオタイプ2用メーターを手に入れたので、それを利用した。つまり、3個1のメーターというお大臣仕様。

 

夜間の照明はこんな感じになる。rev.3は、30から100km/hまでを小さいの透過光で目立つようにし、50km/h以降は赤くして注意を促すようにしてみた。この赤いは、表示板の裏から、赤のマジックで色入れを行っているのだが、クリアレッドの役目を充分果たしている。実際の見た目は、すべてのが、50キロの赤の透過光色に近い。

 

*1:キサゲは、不要になったヤスリから作った。ヤスリをL型に曲げ、片方の面に刃をつけてある。L型のキサゲは、手前に引っ張って使用する。塗装面に刃を当て、少し抑えながら軽く引っ張るだけで塗装は剥がれてしまう。