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ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

完成! ホンダNS-1のフロントディスクローター大径化

ヤフオクで6ミリ厚鉄板の端材を入手。プリントアウトした型紙を貼り、長年の腹案だったキャリパーサポートの製作に着手した……。


 

 

6ミリ厚の鉄板からキャリパーサポートを作成

ヤフオクで入手した鉄板の端材。サイズは6ミリ厚で76ミリ×147ミリ。プリントアウトした型紙を鉄板に貼り、模型用のボール盤で穴開けを行った。鉄板に貼られた型紙は、キャリパーサポートカットのため、穴開け後に再度貼り直してある。実はキャリパーサポートを2つ(失敗or予備用)取得しようと目論み、反対側にも下穴を開けている。しかし、食い込みあった箇所のカットは、如何ともし難くお手上げ状態に……。板幅がないのにちょっと欲張りすぎたようだ。

 

未だかつて6ミリ厚もある鉄板を、素材にしたことは無かった。今回、鉄板のカットは、以前ご紹介した高儀 EARTH MAN チップソー切断機を用いてみたのだが、呆気なくカットしてくれたのには驚いた。それでもキャリパー側の凹んだ部分に関しては、チップソー切断機のガイドが利用できないので、同機のガイドを全て取り外し、Cクランプで固定してカットを行っている。凹み箇所の具体的なカットは、斜めの左右罫書き線をカット、左右共にVの字になるようにカット。残った山部分は櫛状にカットして、鉄板を折り取ってしまった。

右が純正キャリパーサポートで、左が今回新規製作した大径ディスク用キャリパーサポートだ。鉄板を折り取ってギザギザになった部分と、周囲の角はディスクグラインダーで仕上げてある。そして4か所ある穴のうち3ヶ所には、純正と同様のM8×1.25のタップを立て、ネジ止めできるように加工した。塗装は、プライマーを吹いてから、つや消し黒で仕上げてみた。

 

ディスクローターとキャリパーサポートの取り付け

TZR125用ディスクローターに、NS-1用ブレーキキャリパーと新規製作したキャリパーサポートの組み合わせ。ディスクローターは、頭を薄く加工したヤマハ用のネジで固定している。

 

TZR125用ディスクローターと、NS-1用ブレーキキャリパーでは、ディスク面が広いので、パッドの当たり面はご覧の状態となる。

 

NS-1用ディスクローターΦ220ミリと、TZR125用ディスクローターΦ266ミリの違い。NS-1は17インチホイールだが、ディスクローター径は、12インチホイールのNSR50と同サイズだ。

 

NS-1の全てのモディファイが完了

こちらも見た目優先で取り付けたデルビGPR50用タコメーター。NS-1用純正タコメーターケーブルがポン付けでき、ギア比も同様なようだ。インジケーターランプは本来左側にあるが、スピードメーターケーブルの関係で右側に移設した。スピードメーターは、トリップメーター付きの社外製をインストールしてある。オドメーター2,965km時にディスクローター大径化が完成した。


フロント用ディスクローター大径化により、貧弱にみえたフロント周りのバランスが良くなったと思うがいかがだろうか。これにて公道復帰もいよいよ間近となった……。