page contents

ひと手間Weblog

メカ好き文系が試みたDIYと乗り物のレストアやモディファイの備忘録

Firte TV Stickの出力をHDMIセレクターで2系統化

今回ご紹介するガジェットは、インターネットが無ければ分からなかったかもしれない、そんな製品だ。それは、1つのHDMI機器の出力を、ワンタッチで2系統のどちらか一方へ切り替えられるというもの。しかも電源不要と、まさに願ったり叶ったりの製品なのだ。

Fire TV Stickの充実したストリーミング配信


拙宅ではまだまだ現役のTV、2009年製の東芝REGZA 42Z9000型。フロントスピーカーは、トールボーイ型のケンウッド製LS-V520-W。

拙宅の居間には【ホームシアター2001から2019バージョンへ】で、ご紹介したようにフルハイビジョン対応の中華製GooDee T26プロジェクターを利用したホームシアターを設けている。そして、スクリーンも【キクチ シアターグレイを中華製電動スクリーンに刷新 ― 前編】で、ご紹介したように、ついに100インチの電動スクリーンとなったのである。価格的に見れば、ソニーのプロジェクターとキクチシアターグレイスクリーンとの組み合わせからすると、15分の1ぐらいになるだろうか。それでも満足度からいうと、決して引けをとることはない。チープなレンズシフト機構などはあるが、プロジェクターが叩き出す映像は、充分なクォリティーだと思う。


GooDee T26プロジェクターは、フルハイビジョン1080P対応で、100インチスクリーンに投影しても解像度は文句ないレベル。リアスピーカーは、JBL Control-1Xだ。

プロジェクターは、中華製天吊り金具を利用して天吊りタイプとしたので、巻いたチェーンにテンションを掛けて落下防止対策としている。そして、ネットワークの高速化で、Wi-Fi経由でもストリーミングサービスが、途切れることもなく楽しめるようになってきた。今や映画などの視聴は、AmazonプライムNetflixのストリーミングサービスが主流となっている。しかも、HDMI接続により、映像と音声がデジタルで出力されるため、非常にクリアな状態での視聴が可能なのだ。Blu-rayやDVDメディアをレンタルで借りることなく楽しめ、メディアを返却する手間もない。昨今のレンタルビデオショップの衰退も頷ける。


GooDee T26プロジェクターでデジタル出力を、100インチホワイトマットのスクリーンに投影した状態。バックライトはLEDで、高価な電球交換の心配はないし、明るさも5500lmと申し分ない。

HDMIセレクター導入前の我が家の視聴環境を簡単に説明すると、まず、TVとプロジェクターの2本立てだ。具体的には、東芝REGZA 42Z9000型TVには、Fire TV Stick 4KBlu-rayレコーダーをHDMIで接続。TV番組は、外付けハードディスクにUSB接続で録画。音声は、光デジタル出力で、デノン製7.2ch AVサラウンドレシーバーAVR-X1500H-Kに入力を行っている。一方、スクリーンで視聴する際には、Fire TV Stick 4K MaxPlayStation 3HDMI接続、同AVサラウンドレシーバーに入力している。AVサラウンドレシーバーからのHDMI出力は、プロジェクターに接続を行っている。


DENON製7.2ch AVサラウンドレシーバーAVR-X1500H-Kは、2018年にアマゾンで調達。センタースピーカーはJBL N-Centerで、スーパーウーファーはCOLUMBIA/DENON DSW-101-Mの組み合わせだ。

AVサラウンドレシーバーとプロジェクターは、長さ10mのHDMIケーブルで配線を行っている。以前は、AVアンプから10m長のコンポーネントケーブル2本を、壁と天井内に設置して貰ったCD管内を通してプロジェクターに接続していた。不要となったコンポーネントケーブルを撤去する際に、10mのHDMIケーブルに置き換えたのだ。とにかく、10mの長さのコンポーネントケーブルを、一人で引き出すのは閉口した。しかも2本もだ。CD管を通してあるとはいえ、かなり重労働だった。置き換え時にHDMIケーブルが出てきた時には、ホッとしたのを覚えている。

 

HDMI切替器でFire TV Stickが2つになるマジック


HDMI切替器は、電源不要で利用可能だ。丸いプッシュボタンを押すことで、簡単に切替できる。切替器の接続端子は、金メッキ処理が施されている。

TVとプロジェクター視聴用に、Fire TV Stickを双方に取り付けているが、同時に視聴することはまずない。リモコンも当然2つ必要になる。もう少し、スマートに運用する方法はないものかと、要はニコイチ化できないか調べてみた。例によって、アマゾンでHDMI機器の商品を調べていると、HDMI切替器という製品が目に留まった。双方向で使用できるようだし、価格も高くなかったので、試しにHDMI切替器なるものを1つ購入してみた。HDMI切替器にFire TV Stick 4K Maxを入力側にセット。出力1はTV側、出力2は AVサラウンドレシーバー側にセットする。TVとプロジェクターの電源を入れ、HDMI切替器を切り替えてみる……。


左のリモコンは、Fire TV Stick 4K用で、右がFire TV Stick 4K Max用だ。Fire TV Stick 4K Maxの操作は、性能アップにより、キビキビしている印象がある。

思い通りの仕様だった。HDMI切替器には電源も必要なく運用できるのも高ポイントだろう。早速、追加注文することにした。2つめの切替器には、PlayStation 3を接続することにした。2つになったHDMI切替器は、【エレコム製テレビ台をローボード化する】で、ご紹介したテレビ台の右端に両面テープで固定。右端にはAUKEY製PA-U33USB充電器を、やはり両面テープで固定、Fire TV Stick 4K Maxの給電とスマホタブレットの充電に利用している。HDMI切替器のお陰で余ったFire TV Stick 4Kは、【ホームシアターのススメ】でご紹介した別室にあるプロジェクター用の Fire TV Stickを、Fire TV Stick 4Kに置き換えることにした。一粒で二度おいしい?